国民年金保険料を支払うのが嫌だからと言って、国民年金に加入しないかたがたが増えています。
とくに若い世代になるにつれて、支払っていないかたがたが増加しています。
本来、国民年金を支払うというのは、国民の義務でもあるはずなのに、それが守られていない・・・どうしてそのようになってしまったのでしょう。
もちろんそれは、いくら国民年金保険料を支払ったとしても、将来、自分自身が年金をもらう時期になるころには年金が破綻しているなどの危機感からのことでしょう。
そのために、そのかたにとっては当てにならない国民年金保険料を納めるのがもったいなく思えてしまい、自分自身で貯金をしたり、保険会社の年金保険などに回しているようですね。
実際、最近の我が国の国民年金保険料の納付率は、50%を少々上回っている程度です。
厚生労働省が公表しているので、間違いはないでしょう。
都道府県別の納付率なども公表されていますが、大勢が納付している地域もあれば、ずいぶんと納付率が少ない地域もあります。
いずれにしても、現在ですら、50%を少々上回る程度の納付率でしかありません。
納付者が年々、減少している今、50%を下回る日も、時間の問題と言えるでしょう。
そうして、どんどん納付者が減少してしまうことこそが、国民年金の危機に拍車をかけているのです。
現在の支払いは、現在の高齢者を支えるため・・・年金は支え合いなのです。
そのように思って、もっとしっかりと納付していただきたいものです。
国民年金保険料の納付率