株式 心理学

集団パニック時の心理制御

集団パニックは、心理学的な見解からも非常に危険な状態であるといわれています。
最大の理由は、心理学の研究の過程からも明らかですが、パニックは伝染するからです。
お祭りで人が沢山集まっているとします。
そのお祭り会場に行く道の横断歩道で、かなりギュウギュウ詰めの状態になっているとしましょう。
そこでもし誰かが転んだら、一気に雪崩のような状態でドミノ倒しが起こり、集団事故が発生します。
大惨事です。
こういう自体は実際何度か発生しています。
これが、集団パニックの原理と同じことです。
一人が倒れると、堰を切ったようにつまずく。
上の例は物理的な法則によって起こる事故ですが、株式投資においては精神的な法則によって事故が起こります。
株式投資では、一度株価が急落を見せると、一気に売り注文が殺到します。
そうなると、特売りとなり、注文を受け付けない状態で株価が下がり続けます。
これが起こると、さらに売り注文を出そうという動きが活発化し、膨大な売り注文が板情報で確認できます。
注文が成立しないままどんどん数字が膨らみ、株価を下げ続けていくのです。
株式投資における集団パニックの典型例ですね。
では、こういう状況に見舞われた場合、どうすれば良いのでしょう。
まずは落ち着く事です。
特売りとなってしまっている以上は、できる事は限られています。
特売りから抜けるのを待つか、底値に売り注文を出すかのどちらかです。
後者の選択をする場合は、一刻の猶予もありません。
中にはこういう状況になると、底値に買い注文を出す人がいます。
注文を早く出せば、その人との売買が成立し、売り抜けられるかもしれないのです。
こういう心理学的対処をしっかり行えば、損はしても最小限で食い止められます。

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