株式 心理学

株を売る時の心理

株を買う時と売る時では、投資家心理は全く変わってきます。
購入時は、ある意味楽です。
なぜなら、その時にはまだ実際に得か損かわからないからです。
株式取引において、勝ち負け、要するに利益か損失かを決定するのは、他ならぬ自分自身の売り注文なのです。
当然、そこには購入時よりも遥かに大きいプレッシャーがかかります。
心理学上、こういったプレッシャーはあまり良いものではなく、判断力を鈍らせる要因となります。
その為、できるだけ早く克服する必要があるでしょう。
とはいえ、人間損をする時に平常心でいろといっても難しいですし、逆に得をする際にも別の感情が生まれます。
色々な面で、心理学的な負担が生まれるのが、株式投資における売り注文なのです。
株を売る時は、主に5パターンの状況が想定されます。
1つ目は、自分の目標金額に達し、利益を確定させる時。
2つ目は、目標に達する前に下落し、不満を抱きつつ利益を確定させる時。
3つ目は、大きな損も得もなく、その後も期待が持てないので売る時。
4つ目は、損切りラインに達した時。
5つ目は、いつか上がると信じて待ち続け、仕方なく売る時。
当然、これらの状況によって心理学的負担は大きく変動します。
5つ目が一番イヤなのは明らかですが、実は2つ目もかなり厳しい状況です。
というより、2つ目でしっかり売っておかないと、高確率で5つ目にハマってしまいます。
人間、一度得すると、それを基準として考えてしまいます。
その為、最初は利益が出ていてその後株価が下がると、その最初の利益まで株価が上がるのを待とうという心理が働くのです。
株式投資で大損する人の多くは、この魔力に屈してしまうのです。

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