株式投資で成果を出したいならば、他の投資家の心理を読むという行為は必須です。
株式取引において、近年はツールの発達もあって、一種のテレビゲームのような感覚で行う人が増えてきています。
しかし、テレビゲームとは全く別物である事をまず認識しないといけません。
それは、株式投資は人間心理の集合体であり、そこにできる流れを読めなければ、絶対に儲けることができない、という事です。
マネーゲームは運の要素が強いという言われ方をしますが、実際にはほとんどのマネーゲームは心理戦が展開され、そこで勝利した人が利益をあげる事ができるのです。
株式投資において、投資家は他の投資家と会話する機会というのは、取引中においては余りありませんよね。
しかし、実際にはチャートなどの画面を通して交流しているようなものだったりします。
株価の上昇には、その銘柄の価値の上昇が現れている……かというと、実はそうでもありません。
長期スパンで見た場合には、そういう見方が一般的ですが、中期、短期の場合はそのような状態であるとは限らないのです。
株価の上下動は、投資家の心理によって大きく左右されるのです。
例えば、ひとつの銘柄の株価が数分の間に大きく上昇すれば、その株は噴火状態だと思い、買いに走る人が増えます。
ゆったりと上下動を繰り返している場合は、安定していると判断し、下の波の時に買おうとします。
また、区切りの良い数字の前後になると、その値で注文を出す人が非常に多くなります。
これら全ては、人間の心理、すなわち心理学に基づいた行動と言えます。
心理学によってこういった行動の原理は既に解析されているのです。
つまり、心理学によって保証された投資家の行動を読む事で、次の株価の動きが読みやすくなるという事ですね。
他の投資家の心理を読む