株式投資を経験したことのない人には、「株式投資とはそもそも何?」と疑問に思うでしょう。簡単に言ってしまうと、「ある会社の株を購入して利益を図る」資金運用方法です。
それでは、株式投資によって、どのようにして収益が上がり、どんなコストがかかるのでしょう。預貯金の場合は、利息の収入と税金だけを意識しますが、株式投資の場合は、支出と収入の経路がいくつかあります。
株式投資によって得られる収益は、「値上がり益」と「配当金」が挙げられます。
「値上がり益」・・・保有している株式を売った際に、売った価格が購入した価格よりも上回った場合に得られる収益です。投資元本そのものが拡大すると捉えられます。
「配当金」・・・投資した会社から株主へ支払われるものです。通常、配当金は「一株当たり○○」という形で支払われ、支払われる回数は、年に1~2回がほとんどです。 注意しなければならない点は、配当の金額や時期が、会社によって異なることと、会社側の都合によって配当のない場合もあることです。
また、配当金とは異なりますが、似たものに「株主優待」があります。株主優待とは、自社の製品や割引券などの現物による配当で、上場企業の約1,000社が採用しています。持ち株数に関係ない場合が多く、“おまけ”のような位置づけとなっています。
株式投資においては、この“収益”をより上げることが目標です。「値上がり益」と「配当金」は、まったく別物のように感じますが、本質的には同じです。
株式投資の収益