国民年金保険に「未加入」である・・・というような言い方を時々、耳にすることがあります。
似たような言い方で、国民年金保険料を「未納」である・・・という言い方もありますが、これらは大きく異なった意味です。
国民年金保険に未加入であるとは、どのような意味であるのか、ご説明いたしましょう。
中には、使い方を間違っていらっしゃるかたも多いのではないかと思われますので、この機会にきちんと覚えていただきたいと思います。
国民年金保険に未加入である・・・というのは、国民年金保険料を支払って国民年金に加入できるけれども、強制的に加入しなくてはならないわけではないので加入しなくても未納期間ということにはなりませんよ・・・ということで、未納と区別するために「未加入期間」とされている期間があるということなのです。
もっとわかりやすくするために例を挙げてみましょう。
例えば、現在でしたら、国内居住の60歳以上、65歳未満の人々・・・このかたがたは、強制的な加入時期を過ぎていますが、支払った期間が40年間に満たない場合は、払ってもかまわないわけです。
つまり、加入は任意であるということになります。
また、海外居住の20歳以上、65歳未満の日本国籍を持った人々・・・このかたがたも、強制加入ではありませんので、加入は任意ということになっています。
以前、任意加入のかたがたはもっと大勢いらっしゃいました。
これらの決まりごとも、時代とともに大きく変わってきていますので、なにか国民年金保険料について必要なことがありましたら常に最新情報をチェックしてみてくださいね。
国民年金保険料の未加入