国民年金保険料の未納が問題になっています。
いえ、今に始まった問題ではなく、もう長い間の問題となっています。
ただそれが、近年、かなりのスピードで増加しているということが、さらなる問題となっています。
経済的に余裕がないために国民年金保険料を支払うことが出来ない・・・というかたは、それほど多くなく、単に「将来的に年金をもらえる可能性は少ないだろう・・・」と自分勝手に推測したための結果です。
たしかに、日本国の財政は現在、豊かであるとは言い切れません。
しかし、年金に関しましては、いつも大丈夫だと言われてきました。
それなのに、国民年金保険料を納める人々の数が減っていくことで、国に入る収入が少なくなり年金が充分に支払えなくなる・・・ということもあり得るのではないでしょうか。
国民がみんなきちんと支払っていれば起こらなかった問題が、勝手な判断によって支払う人が急激に減ったため、大変な事態を引き起こしてしまうような感覚です。
国民年金保険料を未納しているかたには、もっと正しい知識を持っていただきたいものですね。
さて、国民年金保険料の未納という言い方をよく聴きますが、それと同じくらい「未加入」という言葉を聞くこともありますね。
まずは「未納」について、ご説明いたしましょう。
国民年金保険料の未納というのは、国民年金に加入が義務付けられていた期間に、国民年金保険料を納付していなかった状態のことをいいます。
つまり20歳から60歳までの間に、国民年金保険料を納付しなかった人々のことです。
国民年金保険料の未納