国民年金保険料には、「特例免除」という制度があります。
一般的な免除制度は、経済的に苦しい思いをしているかたがたに対するものですが、この特例免除という制度は、退職者もしくは、失業者に対してのものであります。
さらに詳しくお話いたしますと、特例免除は、申請する年度、もしくは前年度におきまして退職した場合や、失業してしまった場合に対象となるものです。
どなたであっても、なんらかの理由で退職することになったり、失業してしまうことになったりすれば、やはり経済的に苦しくなるのは必至ですから、このような制度が設けられているのです。
国民年金保険料の特例免除について申請したい場合には、「国民年金保険料免除申請書」を住民票のある市区町村の役場へ提出します。
この国民年金保険料の免除申請書は、市町村役場や社会保険事務所などに置いてありますから、どなたでも簡単に手に入れることが出来ます。
さらにこの特例免除につきましては、世帯主のかたや配偶者のかたが退職された場合にも対象となりますので安心ですね。
一応、手続きに必要なものをご紹介しておきましょう。
まず、年金手帳もしくは、基礎年金番号がわかるものは必須でしょう。
それと認め印(本人が署名するのであればなくても大丈夫です)
そして、失業していることを確認できる公的機関の証明のコピーなどですね。
これは例えば「離職票」ですとか「雇用保険受給資格者証」などが良いでしょう。
生活に無理をせず、このような制度を利用しながら上手に国民年金保険料を支払ってゆきたいですね。
国民年金保険料の特例免除について