郵便局の個人年金には、いくつかの種類があります。
中には郵便局の個人年金ならではのプランもあり、そういう意味では他の民間の会社と比較して、加入しやすい面もあります。
やはり、プランが多い方が選べる点では有利です。
では、その中でも特に代表的なプランのひとつ「逓増型終身年金保険」について見ていきましょう。
逓増型終身年金保険とは、簡単に言えば長生きすればするほどどんどん受給額が増えていくというタイプの保険です。
終身保険なので、亡くなるまでずっと年金は支給されます。
逓増型は、保険金額が一定金額、あるいは一定の割合で増加していくという意味の契約です。
つまり初年度に配給される年金が一番安く、その後徐々に増えていくという事です。
この逓増型終身年金保険を他のプランと比較した場合、まず目に付くのがその保険料の高さでしょう。
終身保険、さらに逓増型という事でかなり高めの設定です。
とはいえ郵便局の個人年金は、限定額が設けられており、年間18~90万円の受取となっています。
18万円というと、月1万5000円です。
あまり足しになるとは思えません。
ですが、ある程度年齢を重ねると、これが最大で5倍となります。
80歳を越えると、ほとんど病院で生活するという人も増え、医療費がかさみます。
その分、年金も増えるという点では、比較的心強いともいえるでしょう。
自分が今どの程度の額を支払えるかという点をよく考慮した上で、加入を考えるべきプランです。
逓増型終身年金保険