個人年金というのは、老後に支払われる保険金を目的として積み立てるサービスです。
そのため、他の保険と比較した場合、かなりゴールが遠いと言えます。
例えば傷害保険の場合、怪我で入院したら保険金が入ります。
自動車保険ならば、自動車で事故を起こした場合などに保険金がおります。
つまり、いつでも、それこそ今日にでも保険の恩恵を受ける可能性があるのです。
しかし個人年金の場合、それらの保険と比較し、明らかに実となる期間が遠くにあります。
そう考えると、なかなか若いうちから個人年金を積み立てようという気にはなれないのでは、と考える方も多いかもしれません。
では、個人年金加入者の年代統計を見てみましょう。
実は、20~40代で全体の9割近くを占めています。
つまり、まだまだ先が長い人達が圧倒的多数を占めているのです。
比較的若い20代でも2割以上となっています。
これは、おかしい事ではありません。
むしろ必然です。
というのも、個人年金はその性質上、若いうちに積み立てるほど、一度に支払う額が少なくて済みます。
そうなれば、やはり若い頃から加入しておく事が大きな優位性を生みます。
逆に言えば、50以上になってから加入するのは極めて難しい保険と言えます。
そういう意味では、40代が最後のチャンスと言えるかも知れません。
もし、年金について不安を抱いている30~40代の方がいたら、あまり残された時間はない、という事を自覚しながら検討した方が良いでしょう。
個人年金はどの年代の加入者が多い?