個人年金に比較的向いている人は、財力的に余裕のある人です。
では、比較的個人年金に向いていない人というのは、その逆の財力がない、今の生活に余裕がない人なのでしょうか。
これはそうとは限りません。
確かに、月々数万円という多額の保険料を支払う為には、相当な財力が必要です。
ですが、そこまで大きな稼ぎがない人でも、十分個人年金に向いている人はいます。
安心を何より重視する人です。
老後の安心があるから今も安心して暮らせるという人は、多少生活レベルを下げてでも個人年金を積み立てておいても損はないでしょう。
逆に、安心は必要ないという人にはあまり向いていないと言えるかもしれません。
ただ、そういった安心を求める気持ちというものは、年齢を重ねていく事で変わってきます。
若い頃はそんな考えに否定的だった人が、徐々に丸くなるというのはよくある例です。
そういった点からも、若い内の感情のままで個人年金を否定するというのはあまり得策ではないでしょう。
本当の意味で個人年金に向かない人というのは、今の生活費が厳しいという人くらいです。
安心を買うことに否定的な人でも、ある程度歳を取れば、それがとても尊いものに変わることは十分あり得ます。
そういう時のためにも、柔軟な考え方を若い内から持っていることが重要です。
個人年金は、自分を守る為のサービスです。
自分に対して意固地にならないことが大事です。
若いうちから色々考え、検討していくと良いでしょう。
個人年金が向いていない人